EPSON EP-901A

2009年5月28日 21時17分 | posted:HIRO

EPSON EP-901Aを買ってみた。

オフィスにはCANON iRC2880F、OKI MICROLINE 9500PS、EPSON PM-4000PXがある。
それぞれ役割がちゃんとあるが、共通しているのはPS出力が出来ることだ。その中でEPSON PM-4000PXは、A3ノビの写真画質出力やCD-ROM/DVDなどの盤面印刷に活躍してくれたし、今でも現役だ。これを購入したのはまだOS 9の時代だったから、PS出力が可能な様に、このプリンタ専用のソフトウェアリッパーなどを買ったものだが、今ではOS Xからそのまま出力できるようになった。このソフトウェアリッパーが確か5万円ほどしたのを覚えている。

そのPM-4000PXの、CD-ROM/DVD盤面印刷がこのところ不調で困っていた。

プレゼン用のデモCD-ROMの盤面印刷や、ビデオ編集したDVDビデオ、自分の仕事のバックアップDVDなどの盤面印刷と、頻度は少ないものの、無くては困る機能だ。
症状は、CD-ROMやDVDを載せたトレイが時々うまく排出できないというもの。A4普通紙の紙詰まりならともかく、CD-ROMや、DVDの「やれ」は非常にもったいない。修理に出そうかとも思ったが、すでに何年も経過しているし、このEP-901Aがこんなに高機能でこの格安(昔のプリンタの事を思えば・・・という意味で)。初めて買ったプリンタがEPSON MJ-700V2Cの私なぞは驚きだ。
最近のプリンタの動向を知りたいと言うことも購入動機の1つだ。
EP-801Aでも良かったが、Wi-Fi機能がプチ欲しかったのでEP-901Aに。

気に入ったところは、
・Wi-Fiを搭載しているので、置く場所が比較的自由
・DVDなどのメディアを装填するトレイが内蔵されている
・液晶が3.5型と大型
・給紙トレイが2段になっているので、よく使う「A4とL版」などの組み合わせで常時入れておける。
・デザインがなかなか良い

昨年、自宅用に購入した「キヤノンPIXUS MP810」に比べて色合いがしっかりしているというか、「のり」が良いというか、とにかく発色に関しては、今も昔もEPSONの方がキヤノンよりも好みだ。試しに、キヤノンPIXUS MP810と、今回購入したEP-901Aで同じデジカメのデータを出力してみたが、やはりEP-901Aの方がイイ。
当然このあたりは好みもあるのだろうが、家族全員EP-801Aの方が綺麗だと言うから、そうなのだろう。ただ、そもそも「PIXUS MP810」と、「EP-901A」を比較対象にして良いかどうかは私にはよく分からない。肝心のCD-ROMなどへの印刷もなかなか速いし、綺麗だ。

ただ、残念なことが1つ。
MacではIllustratorなどから直接CD-ROMなどへのプリントが出来ないようだ。相変わらずPM-4000PXと同じく、専用ソフトから印刷する必要がある。盤面の印刷データをIllustratorで作り、PSD形式などで書き出し、専用のアプリケーション、「Print CD.app」に貼り付けて印刷という、何とも面倒な仕様だ。

このあたり、早く何とか改善されないものか。

Category:Personal Computer | comments

LED Cinema 30インチはまだか

2009年5月27日 19時00分 | posted:HIRO

かれこれ2年ほど、新型のApple Cinema Display 30インチの登場を待っている。
Apple Cinema Display は、ラインナップのバランスがおかしくなって久しい。以前は20インチ、24インチ、30インチと充実していた。

現行のラインナップはLED Cinema 24インチと、Cinema HD 30インチのみだ。デザインも違えば、インターフェイスも違う。Appleはこの2つのラインナップで通すつもりだろうか。そんなはずはない。30インチもLEDとなり、iSight、マイク、スピーカーを内蔵してくると予想しているのだが、これがなかなか登場してこない。
と言うか、30インチは、LED云々よりも、今のスペックになってから何年経ってるんだろうか。かなりモデルチェンジをしていないのではないだろうか。

デザインに関しては何も言うことはない。むしろ、現行のLED Cinema 24インチの黒縁はどうしても遺影の写真入れに見えるので、現行30インチのシルバーの方が好みだし、出来れば表面はガラスでない方がありがたい。ただし、掃除はガラスの方が楽なのだろう。
今、私がMacPro用に使っているモニタは、22インチCinemaDisplay。かれこれもう7年ほど(曖昧な記憶)使っているだろうか。さすがに輝度が少々落ちてきている。買った頃は大海原のように思えたのに、今では狭く感じる。勿論慣れもあるのだろうが、OSやアプリケーションが大きなモニタを使用するすることを前提に、パレットやウインドウ、ボタンやツールバーなどを設計し、ある意味無駄なスペースも多くなっているせいもあるのだろう。視認性が良くなったり、デザインが良くなる事を考えれば無駄ではないのだが。

閑話休題。
30インチCinemaがLEDとなり、iSight、マイク、スピーカーを内蔵してくるのは歓迎だが、Mini Display Port専用は困る。これは私の勝手だが、今使っているMacProには、Mini Display Portを装備していない。従って、今使っているモニタが急に故障した際、Appleのモニタを選択できなくなるからだ。
以下、私の希望的観測
・30インチでアンチグレア(「を選択可」でも可)
・Mini Display Portと、DVIどちらでも接続可
・iSight、マイク、スピーカーを内蔵(SKYPEだけのためだが)

さてさて、Appleは今我々が想像する以上のサプライズを用意しているのだろうか。
それはそれで楽しみなのだが、高額なMacProを大切に長く使いたいと思っているユーザーを置いてきぼりにして欲しくないと思う。

Category:Personal Computer | comments

Fireworks シリーズ 謎の挙動

2009年5月24日 13時47分 | posted:HIRO

Fireworks CS4を少しだけ使ってみた。
前の記事でCS3で作った書類を開くと文字情報のレイアウトが崩れて困ると書いたが、改善された箇所もあるようだ。これから導入を考えている方の参考になれば幸いだ。

文字入力
CS3では、テキスト入力が異常に重かった。文字数が増えれば増えるほど、重くなっていき、テキストの多い書類だと、1行打って表示されるまでに数秒かかることもあり、非常にストレスが溜まっていた。

この件に関して、以前Webで調べてみたところ、 「メモリの配分がうまくいっていないのではないか。回避策として、「アンチエイリアス」を、「システムのアンチエイリアス」にすることで若干良くなる」とか、「フォントの相性」とあったので、これらで回避していた。それでも、普通のワープロのようにはいかなかった。

CS4では今のところ問題なくサクサク入力が可能なようだ。特にストレスを感じることもなく、私の入力速度に追いついている。

パレット内のマウススクロール
パレットの中にある「レイヤー」で、マウスのスクロールに対応したこと。こんな事はおそらくWindows版では当たり前のことなのだろうが、Mac版ではマウスでスクロールが出来なかった。これがCS4では出来るようになっている。割と頻繁に使うパレットなので、対応を望んでいたがこれまでアップデートなどでも解消されず、ストレスを感じていた。ただし、「ヒストリー」パレットでは相変わらずスクロールできない。

・・・とここまで書いて、「もしや私の環境だけなのか?」と思い、知り合いのデザイナーに聞いてみた。すると、「CS3でもCS4でも普通にスクロールできますよ」と言う。悪い予想が当たってしまった。さらに「ヒストリーも普通にスクロールしますよ」と。更に更に追い打ちをかけるように、「それ出来ないと、仕事にならないじゃないですか」とまで。トホホだ。どうやら私の環境に何か不具合があり、スクロールできなかっただけのようだ。

しかし、改めて考えてみても変だ。これまでHDの換装や増設などを行う際、システムは必ずクリーンインストールをし、アプリケーションも新規に入れ直している。更に、MacPro、MacBook Proでも同じようにスクロールできない。謎が残った。

クリッピングパス
昔のFireworks(記憶ではMX 2004まであたり)は、Photoshopのクリッピングパスで切り抜いた画像をFireworksで開くと、ちゃんと切り抜かれた状態で開けた。背景は勿論透明なので、そのままシャドウをかけたり、他の画像の上に重ねたりすることが出来たが、どのバージョンからだったか、これが出来なくなっていた。これはとても不便。

印刷屋さんが持ってきてくださる仕事などで、「会社案内を制作したのでついでにWebもリニューアルさせたい」という案件は結構多い。その際、印刷屋さんから支給された画像などは、必要に応じて切り抜きがしてあることが多い。

ところが、せっかく切り抜きがしてある物をこちらで再度切り抜くという、誠にもって時間の無駄が発生する。勿論、Photoshopで一旦開いて、相応の形式で保存し直せば切り抜きは維持されるが、それでも手間だ。なので、私はFireworks MX 2004を入れたままにしておき、切り抜きされたepsファイルを開く時はFireworks MX 2004で開き、コピー、CS4の書類に貼り付けるという、何ともまどろっこしいことをしていた。

これがCS4で復活した。見事に切り抜かれている。ありがたい。しかも、Fireworks MX 2004のように、単に切り抜かれただけの状態ではなく、「マスクとしてグループ化された状態」で開くことが出来る。なので、覆っているマスクの再利用も可能だ。

使用例としては、マスクをシャドウイラストのように扱い、Flashなどのアニメーションでシャドウからだんだん実写の写真に変わっていくと言った使い方が出来るだろう。

それにしても、スクロールの問題。Fireworks CS3を使っている他の皆さんはいかがだろうか。
パレット内でスクロールできるかどうかお教えいただければ幸いだ。

Category:Personal Computer, WordPress, Works | comments

Adobe CS 4 Web Premium

2009年5月23日 14時02分 | posted:HIRO

 

注文しておいた「ADOBE CREATIVE SUITE 4 WEB PREMIUM」が届いた。

「CS3 WEB PREMIUM」からのバージョンアップ版で、¥92,400-。(Adobe Storeでの価格)相変わらず個人事業主には痛い価格だが、毎日これで仕事をするわけだ。CS3で困っている訳ではないが、いずれアップグレードする質(たち)だ。ならば使える時間が長い方が良い。

CS3にアップグレードしたのが2007年6月なので、およそ2年間、CS3のお世話になったことになる。もう2年も使ったかなぁ・・・と思う。

まだ少し触っただけなので詳しい記事を書くことは出来ないが、取りあえず気になっていた起動時間(Dreamweaverや、Fireworksなど)はCS3と比べると若干遅くなっているようだが、気になるほどでは無い。
※MacPro(2×2.66  GHz Dual-Core Intel Xeon/7GB memoryにてのインプレッション)

新機能をじっくり検証したいところだが、現在200ページ近いコンテンツの構築中なので、しばらくはおあずけだ。これから新規に構築していく比較的小さなサイトなどで徐々に導入していこうと思っている。小さなサイトなら何かトラブルが起こってもリカバリーが早い。

今構築中の、Fireworks書類を開いて気になったことがある。文字情報が崩れるのだ。昔からIllustratorなどはバージョンアップする度にこういったことはあったが、Fireworksではあまり記憶にない。「致命的」とまで言わないまでも、困る。非常に困る。ほんの1〜2ピクセルのことだが、我々デザイナーはその世界で仕事をしている。1ピクセルの戦いなのだ。これがずれてしまっては本当に困る。


古い書類を開くだけであれば、「OK」ボタンを押せば見た目上、崩れていないように見えるが、いざ編集しようとテキストボックス内の文字を選択すると崩れてしまう。 

「更新」ボタンの時は、開いた端から崩れている。

いつかCS4に完全に乗り換える日が来るはずだ。その頃、古いサイトの修正や、更新の依頼が来る度にずれた箇所を修正しなければならない。

このあたり、何とかならないものだろうか。Adobeさん。

Category:Personal Computer, Web, Works | 2 Comments

アウトラインプロセッサ “Tree”

2009年5月18日 15時31分 | posted:HIRO

良いアプリケーションに出会った。

PC Onlineの記事「ツリー表示できるアウトラインプロセッサで頭の中を整理する」読んで、Treeを購入してみた。Web制作時のサイトマップ制作や、全く白紙の企画を立て始めるのに大変重宝している。

これまでも、OmniOutlinerや、OmniGraffle、AppleのPagesなどを試したがどうもしっくりこない。それぞれ長所短所があるのは当然だが、何かが欠けている。作業が思うように進まない。「何が欠けているんだろう」とずっと思っていたのだがTreeを使ってよく分かった。「どれも機能が多すぎる」のだ。

「何かが欠けている」=「機能が多すぎる」というのは矛盾しているようだが、「シンプルさ」が欠けてるのだ。勿論、多機能なものをシンプルに使えないのは、私の使い方が下手だという事はよく分かっている。数ある機能を使わずに必要な機能だけ使えばよいのだが、職業病とでも言おうか、純粋に構成だけ考えたいのに、ついつい見てくれの体裁にこだわってしまう。線の色だの太さだの、文字の大きさだの、シャドウのかかり具合だの。

これから企画を練ろうという時には、コアな部分だけ考えれば良い。Web制作であれば、TOPページからカテゴリを分けて、その中にはどんなコンテンツが入るのか、他に必要なページはないか、機能にもれはないかなど、本当に核になる部分だ。ビデオの編集であれば、絵コンテ代わりに構想を練りながらナレーションを考える。とにかくサクサク入力が進んでいく。

そう言う意味で、Treeは本当に必要なものだけに絞り込んである。文字のサイズすら変えられない。文字の色も決められた7色のみだ。(この7色は環境設定で自分好みにカスタマイズすることは出来る)矩形も描けなければ、画像の挿入すら出来ない。これで良い。画像を差し込んだり、体裁にこだわるのはクライアントに提出する企画書作りの時で良い。企画考案時は、画像のことや文字の大きさに気を取られていると、本当に大切なことに集中できない。

シンプルなだけあって、起動も速い。ドックに入れたアプリケーションのアイコンをクリックして1秒半で立ち上がり、新規ページが表示され、最初の項目が入力できるようになっている。テンプレートなんてものはない。ふっと思いついたアイデアや、メモを取るにも良い。

立ち上がったら思いつくことを何でも箇条書きにして項目にしていく。その内に「あれとあれが繋がるね」とか、「このコンテンツはやはりこっちのカテゴリにあるべきだな」などとだんだん膨らんでいく。膨らみはじめたら、項目をドラッグして簡単に移動して整理していく。

また、項目を下へ追加だけでなく、横に追加出来るのも良い。矢印をクリックして横に増えた項目を一旦隠したり、とにかく今頭の中に出てくるアイデアや思いつきを、どんどん書き込んでいくのにとても便利だ。

3,980円と少々高額だが、アウトラインプロセッサ選びにお困りの方は、デモ版(項目数に制限あり)もあるので一度試されては如何だろうか。

Tree:http://www.topoftree.jp/tree/

Category:Personal Computer | 4 Comments

MacPro用にNewerTech Voyager Q

2009年5月16日 15時57分 | posted:HIRO

NewerTech Voyager Q」を購入してみた。最近よく見かける、「裸族の〜」的なハードドライブソリューションだ。

現在メイン機として使用しているMacProには、内蔵に2TB分(500GB+500GB+1TB:1TBはTimeMachine用)、外付けで750GB分(FW:500GB+USB:250GB)のHDを確保している。進行中の作業書類、膨大な写真データや各種素材、終了した作業データのバックアップなどに使っている。

Web制作やDTPの仕事のみであれば、個人事業主ゆえ、それほどHD容量が必要とは思えないが、ビデオ編集が入ってくると、必要になるHDは膨大になる。例えば、まる2日間、2台のカメラを回して撮影し、編集してDVD納品のような場合、テープだけで30本を超え、使用するHD容量は200GBを超える。

このところ、ビデオ編集の仕事がたて続けに入り、ハードディスクが圧迫されてきたので、上記HDに追加してSeagate製1.5TBを購入した。ところが、どういう訳かこのHDがうまく動作しない。うまく動作しないというのは微妙な表現なのだが、MacProの4つあるドライブベイを4基のHDで満たすと、起動時間が異常にかかる(恐らく5分以上)上にやっと起動してもどれか1基のHDを認識しない。どの組み合わせでも3基なら問題ないことから購入した1.5TBのHDが不良なわけでも無さそうだ。MacProの起動時には結構な電力が必要なようなので、電力不足かとも思ったが、私のMacProにはトランスをかませてあるので、100ボルト近くは確保してあるはずだ。別の部屋からコンセントを取り直してもダメ。

そう言うわけで、内蔵できない問題の解決は後回し。とにかく購入したSeagate 1.5TBがこのままでは肥やしになってしまうので、「NewerTech Voyager Q」を導入したわけだ。ポートは、FW 400×1、FW 800×2、USB 2.0×1、eSATA×1の5ポート/4種類が搭載されている。価格は12,800円。

恐る々ホットスワップで繋いでみたが、今のところ問題無さそうだ。取りあえずFW800で繋いで、385枚写真のデータが入った総容量1.1GBのフォルダーをコピーして速度計測してみたところ、

内蔵HD→内蔵HD=約30秒
内蔵HD→NewerTech=34秒

と、まあまあ高速なようだ。

一昔前まで、HDをこの様な使い方をすること自体考えられなかった。HDと言えば大切に大切に、それこそ「箱入り娘」のように大事に扱ってきたものだ。それが今やこの様な扱い。何となくHDに申し訳ないような気もするが、大変便利に使えそうだ。また、起動ディスクにも対応している。

タイトルに「MacPro用に」と書いたが、2.5インチのHDにも対応していることから、MacBook ProのHD換装時などにも役に立ちそうだ。

置き場所は、ホコリなどの問題から床ではなく机の上になるだろうが、ケーブルを引っかけて落としそうなので、置き場所ををよく考えて使用したい。

Category:Personal Computer | 2 Comments